バナナといえば皮をむいて食べる果物、というイメージがありますよね。
ですが、実は近年「皮まで食べられるバナナ」が注目を集めています。
自宅の鉢やプランターでも工夫次第でそんなバナナ栽培に挑戦できるんです。
今回は北九州市の気候に合わせた、家庭菜園向けのバナナ栽培方法をご紹介します!
おすすめ品種は?皮まで美味しいのはこのバナナ!
市販のバナナの多くは輸入品で、農薬などの関係から皮を食べるのは現実的ではありません。
そこでおすすめなのが、鉢やプランターでも育てやすく、皮が薄くて香りが良い品種です。
● ドワーフナムワ
高さが約1.5〜2mとコンパクトで、鉢植えにも最適。
果実は小ぶりですが、甘みが強く、皮が薄くなることから、完熟すれば皮ごと食べやすいバナナです。
● アイスクリームバナナ(ブルージャワ)
果肉が白く、バニラのような香りが特徴のバナナ。
皮も比較的柔らかく、加熱すればそのまま食べることも可能です。
プランターの選び方と用意するもの
● 鉢・プランターのサイズ
最低でも30リットル以上の容量がある深型を用意しましょう。
根をしっかり張れるように、深さは40cm以上がおすすめです。
● 用土の配合
水はけと通気性の良い土を使いましょう。
例:赤玉土5:腐葉土3:パーライト2 などの配合が理想的です。
● 元肥・追肥
植え付け時に油かすや骨粉などの有機肥料を混ぜておきます。
生育期には液体肥料やぼかし肥で、月に1〜2回ほど追肥を行いましょう。
育てる環境と管理のコツ
● 日当たりと風対策
南向きの明るい場所で、なるべく風が当たらない場所が理想です。
風で葉が裂けやすいため、防風ネットなどの対策を行いましょう。
● 水やり
春から秋は表面の土が乾いたらたっぷり水を与えます。
冬は水を控えめにし、乾燥気味に管理してください。
● 冬越しの工夫
北九州市では冬に5℃を下回ることがあるため、室内やビニール温室で管理しましょう。
10℃以上を保てれば、葉を落とさず越冬できます。
収穫と皮ごと食べるための注意点
● バナナの実がなるまで
早ければ1〜2年で開花・結実します(株が充実していれば)。
房が実ったら、鳥や虫を防ぐために袋をかけると安心です。
● 完熟のタイミング
バナナは房のまま黄色くなってきたら収穫。
収穫後、20〜25℃の室温で追熟させれば、皮までやわらかくなります。
皮まで楽しむ!アレンジレシピ
完熟した皮は、こんな風に美味しくいただけます。
- 皮ごとグリルバナナ:香ばしさがアップ!
- 皮ごとスムージー:栄養もまるごと摂取!
- バナナの皮カレー:細かく刻んでコク出しに。
まとめ
皮まで美味しく食べられるバナナを、北九州の家庭菜園で育てるのは夢じゃありません。
品種選びと冬越しさえ押さえれば、鉢植えでも十分収穫が楽しめます。
甘くて香り高いバナナを、自宅で、しかも皮ごと味わえる贅沢——
ぜひあなたもこの栽培に挑戦してみてください!
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