蚊取り線香を手作り!ハーブはペパーミントでやさしく防虫!

自分で作る肥料と駆除剤

夏の夜、窓を開けて心地よい風を感じながら過ごしたい…そんなときに気になるのが、蚊の存在ですよね。市販の蚊取り線香も便利ですが、もっとやさしい香りで、しかも自然素材を使ったものがあればいいなと思ったことはありませんか?そこで今回は、ハーブの中でも特に爽やかな香りが特徴の「ペパーミント」を使って、自分だけのオリジナル蚊取り線香を手作りしてみましょう!ペパーミントのやさしい香りが、虫を寄せ付けず、心地よい空間を作り出してくれます。手軽にできる方法で、夏の夜を快適に過ごすアイデアをご紹介します。

 

【ペパーミント】蚊取り線香の手作り方法①

 

〔用具〕 乳鉢、乳棒、クリアファイル、竹串、クッキングシート

〔ドライハーブ〕ペパーミント10g

〔精油〕    お好みのもの 適量

除虫菊パウダー 10g

タブ粉(お香原料) 10g

水  適量

ダブ粉とは?

椨(タブ)の木の樹皮を粉末にしたもの。 タブの木はクスノキ科の常緑高木で日本列島、朝鮮半島の南部から台湾、中国大陸に分布している。 幹の直径は1mにもおよび樹皮は灰黄色をおび鱗片になって剥がれざらついている。 材は建築の土台、船材、家具および器具材に使われています。

手順

1. ペパーミントを乳鉢に入れ、乳棒で潰して粉末状にする。

2. 除虫菊パウダーとタブ粉を加え、よく混ぜ合わせる。

3. 精油を加え、水を少量ずつ加えながら、形を整えやすいくらいの柔らかさに練っていく。

4. コーンタイプは、半円形にカットしたクリアファイルを円錐形に丸めてテープで留め、3を詰め  て成型して取り出す。スティックタイプは、竹串にきりたんぽのように3を巻きつける。

5. クッキングシートに乗せ、陰干しで1日~数日間乾燥させて完成。

 

完全に乾燥させないと、途中で火が消えてしまいます。でき上がったものは、乾燥剤を入れた密封容器に入れて保存しましょう。除虫菊パウダー(1000円前後)とタブ粉(500~700円程)は、ネット通販などでも入手可能です。

【ローズマリー】蚊取り線香の手作り方法②

すでに蚊が出る季節は終わってしまう時期(この頃)、原料に使っている除虫菊パウダーは、蚊だけでなくダンゴムシやクモ、ムカデ、ゲジゲジなどのいわゆる害虫に効果があるので作って損は有りません。また、ローズマリーやアロマオイルをプラスすることで、お香として使えリラックス効果もプラスされるという優れものなのです。(恐らく、フマキラー社はこれを狙ったかも?)作り方も簡単なので、家族で作ってみてはいかがでしょう。

ただし、除虫菊パウダーは、虫以外にも両生類や魚類、甲殻類にも影響を及ぼすので、自宅で使うときには、ほ乳類と鳥類以外のペットは避難させておくべし。子供の好きなカブトムシやクワガタ、金魚などが死んじゃうとショックが大きいと思います。

〔用具〕 乳鉢、乳棒、竹串、クリアファイル

〔ドライハーブ〕ローズマリー10g

除虫菊パウダー 10g

タブ粉(お香原料) 10g

水  適量

手順

 

1、まずローズマリーを乳鉢に入れる。分量は、ローズマリー:除虫菊:椨粉=1:4.5:4.5の配分   になるようにする。

2、粉砕する。

ローズマリーを潰して粉末状にする。

3、除虫菊パウダーと椨粉を加える

  • さらに乳鉢に除虫菊パウダーと椨粉を投入する。分量は手順1で紹介したとおりで、この2つは同量を使用する。
  • 乳鉢でローズマリーと馴染むように乳棒で掻き混ぜる。

 

4、アロマオイルを加える。

レモングラス、カモミールなどのアロマオイルを投入。それぞれ10滴ずつくらい入れると、ちょうど良い香りになる。

5、水を加えて練る。

水を少しずつ足しながら練っていく。柔らかすぎると固まらないので、具合を見ながら水を足し練っていこう。

6、粘土状に練り上げる。

形が作りやすい粘土くらいの硬さが目安。全体が同じ硬さになるまで練ったら、蚊取り線香部分は出来上がり。

7、成形する。  1日乾燥させて完成! 円錐状のお香も作ってみよう。半円状のクリアファイルを円錐にして、中に線香を詰めていく。

適量を取り出し、丸棒を作るようにテーブルで細長く形成。竹ひごを中央に埋め線香で包んでいく。

隙間が無いくらいに詰め込んだ方がキレイな形になる。これも乾燥させれば完成!

 

 

防虫おすすめハーブ

蚊取り線香や蚊よけに効果のあるハーブはいくつかあります。以下にそのハーブの種類を紹介します。

蚊よけ効果のあるハーブの種類

【シトロネラ (Citronella)】

蚊よけ効果で最も知られているハーブ。シトロネラオイルが多く含まれており、蚊取り線香の成分としてよく使われます。

【レモングラス (Lemongrass)】

シトロネラと同様の成分を含み、蚊を寄せ付けない効果があります。庭や室内で栽培しても効果があります。

【カレンデュラ (Calendula)】

マリーゴールドとも呼ばれ、蚊をはじめとする昆虫を遠ざける効果があります。庭の防虫植物としても人気です。

【ラベンダー (Lavender)】

香りが強く、蚊を避ける効果があるハーブ。さらに、ラベンダーにはリラックス効果もあります。

【ペパーミント (Peppermint)】

ミントの香りが蚊を遠ざける効果があります。また、ペパーミントオイルは肌に塗ることで蚊刺されのかゆみを軽減する効果もあります。

【タイム (Thyme)】

特に、レモンタイムと呼ばれる品種が蚊よけ効果が高いとされています。タイムの香りは蚊にとって不快です。

【バジル (Basil)】

特にホーリーバジルやレモンバジルが効果的です。バジルの強い香りが蚊を寄せ付けません。

【カモミール (Chamomile)】

蚊よけの効果は少し弱めですが、他のハーブと組み合わせることで効果を発揮します。

【ユーカリ (Eucalyptus)】

ユーカリの葉には強力な蚊よけ効果があります。ユーカリオイルは蚊取り線香の成分としても使われます。

【ローズマリー (Rosemary)】

特に燃やすと蚊よけ効果が強くなります。バーベキューやキャンプファイヤーで使うと効果的です。

【ゼラニウム (Geranium)】

特にシトロネラゼラニウムが効果的です。観賞用としても人気があり、香りが蚊を寄せ付けません。

【キャットニップ (Catnip)】

猫が好きなハーブですが、蚊に対しては強力な忌避効果があります。研究によれば、DEETよりも効果的な場合もあります。

これらのハーブを利用する方法

蚊取り線香やオイル: これらのハーブから抽出されたオイルを使用して、蚊取り線香やアロマディフューザーで利用できます。

プランターに植える: 蚊が気になるエリアにこれらのハーブを植えることで、自然な防虫効果を得られます。

手作りスプレー: ハーブから作られたエッセンシャルオイルを希釈し、スプレーとして使用することもできます。

これらのハーブは、自然でありながら効果的に蚊を遠ざける手段となります。

 

チョット雑学

古くから除虫菊の子房の部分には、殺虫成分「ピレトリン」が含まれていることが知られており、主にノミとり粉などとして使われていました。

除虫菊は、地中海・中央アジアのセルビア共和国(旧ユーゴスラビア)を原産地とする、マーガレットに似た白い花をつけるキク科の多年草です。

日本に伝えられたのは19世紀末頃。金鳥の創業者である上山英一郎が、アメリカから種子を入手し、全国に栽培を奨励。そして世界初の蚊取り線香を発明しました。この除虫菊との出会いから、様々な家庭用殺虫剤が生まれました。そして、日本だけでなく特に東南アジア、アフリカの国ぐにの方には大変喜ばれています。

 

まとめ

夏の夜を快適に過ごすために、自分で作ることができるクールミントを使った蚊取り線香は、効果的でありながらも優しい香りが魅力です。ペパーミントやローズマリーといったハーブを使うことで、自然な防虫効果を得られ、さらにアロマテラピー効果も期待できます。また、ハーブを使った手作りの蚊取り線香は、環境にもやさしく、家族みんなで楽しめるプロジェクトになります。

手作りの過程を通じて、お子さんと一緒に自然の力を学びながら、家庭の防虫対策を強化することもできます。作り方は簡単で、材料もインターネットやファーマーズマーケットで手軽に手に入れることができます。ぜひ、この記事を参考にして、あなただけのオリジナル蚊取り線香を作ってみてください。

最後に、蚊取り線香を使用する際は、ペットや小さなお子さんがいる家庭では、安全に気を付けて使用してください。また、保存時にはしっかりと乾燥させ、密封容器に入れておくことで、長期間効果を保つことができます。夏の夜の快適な時間を楽しむために、自然の力を活用したハーブの蚊取り線香をぜひ取り入れてみてください。

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